駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-11-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

A級4試合に出場した井岡勢は4戦全勝。相性的に戦いやすい相手とのマッチメイクだったとはいえ、いわゆる“ガチンコ勝負”で全勝は快挙と言えるだろう。ただ、試合内容的には今回もメインを差し置いてセミ・セミ前の2人が好内容。特に橋詰は難敵をKOで片…

第8試合・フライ級契約ウェイト(50.0Kg)10回戦/○宮崎亮[井岡](9R0分51秒負傷判定3−0)山田卓哉[真正]●

宮崎は6勝(3KO)無敗2分で現在OPBFミニマム級12位、日本Lフライ級12位。アマ時代にインターハイのタイトルを獲得し、06年末にプロデビュー。タイ人相手に2戦こなした後、07年4月に元西日本新人王戦準Vの須田康博[八尾]と6回戦を戦い、ダウンを喫す…

第7試合・Sフライ級8回戦/○橋詰知明[井岡](6R0分45秒TKO)内海俊忠[姫路木下]●

橋詰は10勝(4KO)2敗2分の戦績。アマ時代に国体少年の部近畿予選優勝を果した直後、17歳でプロ転向。デビュー戦でいきなりB級選手相手にドローに持ち込むなど才能の片鱗を窺わせ、06年度新人王戦でバンタム級西日本新人王となる。だが西軍代表戦では、林孝…

第6試合・Sバンタム級8回戦/○上谷雄太[井岡](6R1分16秒負傷判定3−0)西正隼[正拳]●

上谷は6勝(2KO)無敗1分の戦績。アマ時代に高校選抜タイトルを獲得し、06年12月末にプロデビュー。中には際どい判定に持ち込まれた苦戦もあったが、わずか半年の間に4回戦を3連勝、6回戦を2連勝でA級に昇格。08年には難敵・内山淳[倉敷守安]に6回戦な…

第5試合・Sライト級契約ウェイト(63.0kg)8回戦/○水本昌寛[井岡](3R0分59秒)川原慎次[陽光アダチ]●

水本は8勝(2KO)1敗2分の戦績。06年デビュー、この年に2連勝した後、07年の新人王戦では5連勝でウェルター級西軍代表まで進出するが、全日本決勝では岳たかはし[新田]に敗れる。08年は、2月に巴山宏知[正拳]とドロー、6月に若林豪[Gツダ]に勝利、7月…

第4試合・フェザー級契約ウェイト(56.5kg)6回戦/○田中翔途[大阪帝拳](4R1分44秒TKO)山口伸也[陽光アダチ]●

両者戦績は田中6勝(0KO)4敗1分、山口5勝(4KO)5敗。この試合は8/2からのダイレクトリマッチ。前回は田中が判定で制している。 1R。山口が先手。田中かは堅実なディフェンスで捌きつつ、反撃のチャンスを窺うが、迫力不足か。山口も明確なヒット乏しく…

第3試合・Sライト級4回戦/●宇井俊晃[大阪帝拳](1R2分20秒TKO)山本雄也[仲里ATSUMI]○

両者戦績は宇井1勝(0KO)5敗、山本1勝(1KO)1敗1分。宇井は5月に今日の相手・山本からプロ初勝利を挙げたが、9月に敗れて連勝ならず。山本はその宇井との敗戦以来の再起即再戦となる。 1R。山本が先手獲る形で打撃戦。宇井は前回のような左連打が出せ…

第2試合・バンタム級4回戦/○山川浩平[Gツダ](判定2−1)張本陽介[陽光アダチ]●

両者戦績は山川2勝(1KO)1敗1分、張本3勝(3KO)3敗。山川は6月、8月と連勝中。張本もデビューから3連敗の後、今年に入って3連勝と、好調な者同士の対戦となった。 1R。ミドル〜ショートレンジで断続的な打撃戦。張本はガード固めつつワン・ツー、ア…

第1試合・フェザー級4回戦/●片山恵司[大阪帝拳](1R1分24秒KO)吉村拓記[ハラダ]○

両者戦績は片山1勝(1KO)1敗1分、吉村1勝(0KO)無敗。片山は5月に勝った後、8月に元西日本新人王戦準Vの柳井育夫[大鵬]にドローと健闘。吉村は4月のデビュー戦で判定勝ちして以来のリング。 1R。吉村は仕掛けてクリンチ、仕掛けてクリンチ、の繰り返…

井岡ジムの自主興行「チャンピオンズヒート」が旗揚げから丸1年を迎えた。今年だけでも2月、6月に続いて3度目の開催ということで、完全に運営も軌道に乗った様子である。西日本業界随一とも噂される一般会員数と、層の厚い後援組織によって経済的な基盤…