駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

西日本地区のボクシング興行もこれが“千秋楽”。今年の年内最終興行は高砂ジム主催の地元興行。東播地区ではお馴染みになりつつある高砂市総合体育館が今回も会場に選ばれた。全9試合・計60Rとボリューム十分のマッチメイク。日曜昼間からの1回興行でこその設定だろう。
しかし高砂ジム勢は、ジム頭の三谷将之を眼疾で失った事もあり、メインとセミには不出場。セミ前の森川弘幸を筆頭に、山下将臣、脇本雅行ら中堅・若手選手が前座で登場する。地元興行でありながら主役を譲るこの現状を発奮材料にして、来年に繋がる試合をしてもらいたい。
地元勢に代わって主役を務めるのは、高砂ジムと友好・提携関係にある明石・千里馬神戸ジムの面々。今年は世界挑戦も敢行した戎岡淳一[明石]がメインで、A級昇格から2連勝中の久田哲也[ハラダ]の挑戦を受ける。セミでは日本ランキングにも登載された輸入ボクサー・ジェロッピ瑞山[千里馬神戸]がタイ人東洋ランカー相手に“試し斬り”。ここは綺麗に仕留めて来年にタイトル戦線へ参入するきっかけを作りたいところ。
なお、前日の尼崎興行に引き続き、この日も東日本から出張の福地レフェリーが主審・副審を務めている。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。