駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・Sフェザー級6回戦/●平尾彰敏[ハラダ](2R2分56秒TKO)福岡孝太[明石]○

両者戦績は平尾5勝(2KO)4敗、福岡4勝(3KO)1敗。平尾は7月に約1年ぶりの試合を勝利で飾ってB級で1勝。福岡は西日本新人王決勝で判定負けして以来の再起戦。既に5回戦を経験しており、来年度の新人王戦出場の資格は消滅している。
1R。平尾がラウンド前半アグレッシブに攻勢。福岡をロープ際に一旦は追い込むが、福岡は後半から逆に攻勢へ展示、左フック、右ストレートで有効打連発。終了ゴング前、右→左フックを決めて平尾を素っ飛ばし、ロープダウンを奪う。
2R。福岡、このラウンドは当初からアグレッシブに攻めてショートレンジ乱打戦へ。平尾も果敢に攻めて食い下がり、福岡にヒットを浴びせるが、パンチ力の差は如何ともし難く、徐々に福岡の優勢が顕著に。終了ゴング前、マウスピースを吐いて苦しい素振りを見せた平尾を坂本主審が早めのストップをかけて試合を終わらせた。
福岡がパンチ力の差を見せ付ける完勝。相手の疲れを待った後に炸裂する強打は実に強烈。このダメージブローは6回戦でも上位クラス。
平尾は相変わらずのディフェンス難。4回戦では何とか誤魔化せても、6回戦に入るとなかなかそうもいかないようだ。