駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第5試合・Sバンタム級6回戦/●安本祐太[尼崎亀谷](2R2分39秒TKO)宮崎隆司[姫路木下]○

両者戦績は安本5勝(3KO)5敗3分、宮崎4勝(1KO)3敗。安本は07年10月、08年8月と連続ドロー。宮崎は08年9月に4勝目を上げてB級緒戦。
1R。ロング〜ミドルレンジでジャブ、ワン・ツー中心の攻防。様子見ムードだったが、ラウンド後半から安本が宮崎の甘いガードを破って一歩リード。しかし宮崎もアグレッシブに攻め返し、互角近辺の争い。
2R。同様の展開からショートレンジ打撃戦へ移行。互角の形勢から、回転力で勝る宮崎の優勢に流れ、最後は右フック→左で完璧なノックダウンへ。安本は完全に効いており、立つもストップかけられた。
宮崎が持ち前の回転力を前面に押し出し、久々のKO勝ち。オーソドックスが相手だと6回戦でも十分通用しそう。課題はやはりディフェンスか。
安本は序盤戦を上々に運んだが、乱戦はやはり苦手なのか、劣勢に立つと脆かった。自分の弱点をリカバーする試合運びをするのが6回戦のボクシングなのだが、まだそれがやり切れていない。