駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

千里中央の読売文化ホールを常打ち会場とする、全国でも珍しい女子中心の興行も3回目。試合のクオリティ面ではマニアからは辛口の評価も多い女子ボクシングだが、世間の注目度は未だ健在のようで、今回も地上波のテレビカメラが入り、客席も概ね満席となった。こうした商業的なアドバンテージを活かして、なかなか進まぬ選手層の拡大など、業界全体の活性化に繋げてもらいたいものだ。
さて、試合の方は全9試合・42R、うち女子5試合・計20Rという構成。メインが当初予定の8Rから6Rに短縮され、全て6R以下の試合となった。メインは世界挑戦が決まった夛田悦子[フュチュール]が、韓国から世界ランカーを招いての前哨戦に臨む。この試合が決まった後に世界戦が決まったということで、「確かな結果と無事に終わること」が求められる微妙なノルマが課せられてしまったが、メインイベンターの役割も果たし、支援者で埋まった客席を沸かせて欲しいもの。この他セミ格の6回戦は男子2試合が組まれている。


※駒木の手元の採点は「A」(10-9マスト)「B」(微差のRは10-10を積極的に採用)を併記します。「B」採点はラウンドマスト法の誤差を測るための試験的なものですので参考記録程度の認識でお願いします。公式ジャッジの基準は「A」と「B」の中間程度だとお考え下さい。
※女子の試合は1R2分、また男子のミニマム級相当の階級としてミニフライ級、その下に46.26kgリミットのアトム級が設定されています。