駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第4試合・バンタム級4回戦/○西口優太[森岡](1R1分26秒KO)池田典晃[エディ]●

西口は07年12月のデビュー戦で敗れて以来の試合で、未勝利1敗。池田はこれがデビュー戦。
1R。西口はスムーズな動きから左フック中心の変則的な攻め。初陣の池田は動き堅く、主導権を早々に手放して受身になってしまう。すかさず西口は右フック→左フックをクリーンヒットさせてノックダウン。池田はカウント9までファイティングポーズを取らず、北村主審は当然のように10カウント。ところが池田はロープを蹴り上げるわ、主審を手で突くわと乱暴狼藉。ダウンの仕方もダメージがあるような倒れ方で、抗議の正当性は皆無。これはライセンスを停止されてもおかしくないファウルである。
西口は長期ブランク明けも、影響どころか大きな成長。ややトリッキーな動きも板についている。守備カンはこれからだが、攻めに関しては4回戦では上位クラス。
池田はデビュー戦としては相手が強く、気の毒な面もあったが、敢え無く理詰めの攻めで秒殺されてしまった。入場時から浮かれた様子で、試合後には前述したような主審への暴力行為。技術云々よりまずは精神面から鍛え直すべき。