駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-08-12から1日間の記事一覧

興行全体の総括

決して白熱したとは言い難い判定勝負が多く、シビアに観れば少々残念な内容だったか。しかし、出場選手全員が日本人だけあって、高い戦意が窺えたので救いもある。これでセミとメインがタイ人だったらリングサイド3列目で熟睡するところだった(苦笑)

第7試合・ライト級8回戦/○仲田典由[横浜さくら](判定3−0)森田陽久[新日本仙台]●

仲田は13勝(4KO)5敗2分。今日の出場選手では唯一日本ランクが視野に入っている選手か。一方の森田は8勝(4KO)3敗1分。 前半戦(1〜4R)は、挑戦者的な立場の森田がアグレッシブに手数、手数で攻め、それを仲田が捌きつつ要所で強打を見舞う…という流れ…

第6試合・バンタム級8回戦/○松本昇之[横浜さくら](1R2分52秒TKO)佐々木啓介[角海老宝石]●

松本6勝(2KO)1敗2分、佐々木8勝(2KO)7敗2分の戦績。 佐々木が序盤からボディフック中心にヒットを重ねて優勢に試合を進めていたが、試合終盤ほんの気の緩みからかガードが下がった所を松本の右フックを痛打されてダウン。佐々木は立ち上がって試合続行…

エキジビション3回戦・隼人チュワタナ×宍戸毅(隼人の恩師・元プロキックボクサー)

あんまり空席が目立つので、ここからはコッソリと西側リングサイド3列目に移動して観戦。 隼人は体も技術も発展途上中の16歳ということで、ミニマム級の体型。既にタイで6回戦を戦い、判定勝ちを収めているとの事。一方の宍戸は現役から離れて久しいのか、…

第5試合・Sバンタム級6回戦/●今井春樹[横浜さくら](判定0−3)大村明良[F.I]○

今井は6勝(2KO)1敗、大村は5勝(4KO)4敗1分の戦績。 両者とも見るからにパワー型の選手といった感じだが、動きもなかなか軽快。さすがに6回戦といったところか。1〜2Rは、アグレッシブに大村が攻めるところを、カウンター気味のフックで今井が迎撃す…

第4試合・バンタム級4回戦/○財田喝生[小平シシド](判定3−0)北地創[新松戸高橋]●

財田1敗、北地はサウスポーで1勝(1KO)1敗の戦績。 これまでの試合に比べてやや乏しい戦績の両者だが、4回戦ではなかなかのハンドスピードの持ち主。1Rからワン・ツー、ストレートでビシビシ有効打を奪い合う。ただ、両選手ともにパンチの精度が粗く、…

第3試合・フェザー級4回戦/●平敷勇二[小平シシド](判定0−2)藤井智徳[ヨシヒロ]○

両者の戦績は平敷3勝(2KO)2敗、藤井3勝(1KO)2敗。 これまでの2試合とは一転して、接近戦でのショート合戦が中心。1Rから藤井はガードを巧みに固めつつ、ボディアッパーを起点にショートで次々とヒットを奪って前半戦を完全に支配。後半やや失速するも…

第2試合・ライト級4回戦/○梅田あくせる[横浜さくら](判定2−0)緒方淳[協栄カズマ]●

両者の戦績は梅田3勝(2KO)1敗、サウスポーの緒方はこれがデビュー戦。 序盤から中間距離でワン・ツー中心の攻防だが、両者ディフェンシブなファイトスタイルな上に、オフェンスはハンドスピードと正確さに欠けるパンチで不発が多い。特に緒方のジャブは猫…

第1試合・フェザー級4回戦/△三上友和[横浜さくら](判定1−0)志賀悠[新田]△

両者の戦績は、三上1勝(1KO)2敗1分、志賀1勝(1KO)3敗のサウスポー。 1〜2Rは、ジャブで距離を測りつつ利き腕違い戦のセオリーであるストレートの突き合い。志賀はパンチを打つ際に前のめり気味で非力。ハンドスピードもやや平凡でなかなかヒットを奪…

第32回ビッグバン・ボクシング(小平シシド・横浜さくら合同主催興行

後楽園ホール南側自由席より観戦。 ぶっちゃけ言うと、「東京旅行中に偶然後楽園でやってた」という理由だけで観戦した興行。これまでも東京旅行中によくボクシングを観ていたが、大抵はタイトルマッチやトーナメント絡みだったので、こういう身内中心の試合…