第２部第10試合・ウェルター級４回戦／○好川大智[大阪帝拳]（２Ｒ２分04秒ＫＯ）やんばる田中[六島]●

両者戦績は好川４勝(2KO)２敗、田中１勝(0KO)１敗２分。
１Ｒ。田中はジャブからフック連打に繋げる攻撃を見せるが、好川にほぼガードされて不発気味。逆に好川はフック連打して奮戦し左ボディでクリーンヒット、有効打させて地味ながら優勢確保。
２Ｒ。田中は序盤から猛然とフック、アッパー連打で仕掛け、ガード固める好川を守勢に追い込むが、好川がフック連打を放つと右の１発が見事にクリーンヒットしてノックダウン。田中は立ち上がるも足がグラついており10カウント。試合終了直後には力尽きて再びダウンし、担架のお世話になってしまった。
好川は守備を固め、得意のフックを活かせる展開を待ち続け、見事にワンチャンスを活かしてのクリーンノックアウト。主導権を手放さないように目立たないながらも手数を出していたのも良かったのだろう。やや粗い部分もあるが、決定力はやはり魅力。これで２年連続の決勝進出となった。
田中はジャブからフック、アッパーなど強打の連打を浴びせる多彩な攻めを見せたが、好川のガードを突き崩せず、逆に相手のキラーショットの餌食となった。地力の差がハッキリと試合の中で出てしまった感じ。