駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第10試合・ウェルター級4回戦/○若林豪[Gツダ](2R1分48秒TKO)高石毅[マサ伊藤]●

西日本(10人参加)代表の若林は4勝(1KO)無敗、西部日本(2人参加)代表の高石は1勝(0KO)1敗。
1R。高石が先手で荒っぽい連打を放つが、若林はこれを概ねガードで防いでフック中心に迎撃して優勢。高石の攻勢点も見逃せないが、ヒット数で差が付いた。
2R。このラウンドも高石は手数攻勢。対する若林はジャブにフックを絡めてヒットを奪うが、なかなか決定打が奪えず戦線は停滞気味。ところがラウンド後半に入って、若林のパンチの狙いが逸れて高石の肩にカウンター気味にヒットすると、これで高石が脱臼してしまう。即座にドクターのチェックが行われ、試合続行不可能でTKO裁定。
若林が不完全燃焼の内容ながら、手堅い試合運びでデビュー5連勝をマーク。今後、強敵相手に戦う事を考えると、もうちょっと丁寧に戦う事も覚えて欲しいが、とりあえず今日は不満の無い内容。
高石は最後こそ不運だったが、パンチの精度が甘く、このランクでは地力的に厳しそう。