駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・フェザー級6回戦/○山本敏充[江坂](4R0分55秒TKO)佐伯嘉則[フジタ]●

西日本(12人参加)代表の山本は6勝(5KO)無敗、西部日本(5人参加)代表の佐伯は6勝(2KO)2敗1分。
1R。山本が右フック、左ストレートを有効打させつつ、攻勢点・手数でも大差優勢を築く。佐伯の反撃もジャブ1〜2発を除いては完封し、格の差を見せ付ける。
2R。山本はこのラウンドも右フック起点に、佐伯をロープ際へ追い込み、追い回して圧倒。しかしラウンド後半からは山本が狙い過ぎか手数が止まり、佐伯のショートを度々被弾してつまらない失点を許す。
3R。山本は右フック、ボディブロー、左ストレートなどでヒット、有効打を奪うもこのラウンドは散発的な攻撃に終始。逆に佐伯がジャブ起点に渋太く手数と細かいヒットを浴びせる攻めを展開して微差の内容に。
4R。山本がラウンド序盤から左右のフックで攻勢。左フックをクリーンヒットさせると、あとは手数豊富な猛攻を見せ、得意の見栄えするラッシュでTKOを奪取した。
山本が得意の波状攻撃でTKO奪取。左右フックを起点に、相手が怯んだ所に手数浴びせるパターンは他地区代表相手でも通用している。今日は完勝。
佐伯は6勝選手だが、山本とは攻守の技量、スピード面で大差をつけられていた。粘り強く戦うが、効いた素振りを見せて守勢に回るシーンが多過ぎた。