駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・Sフェザー級4回戦/○金丸清隆[正拳](2R1分29秒KO)斎藤晋[博多協栄]●

西日本(13人参加)代表の金丸は7勝(2KO)1敗、西部日本は斎藤1人のエントリーで、6月にオープン戦1試合をこなして3勝(1KO)2敗の戦績。
1R。両者かなり乱雑な強打を振り回す大味な展開。金丸が強引にプレスを掛けるが、斎藤も手数豊富に応戦して互角の形勢。しかし金丸は連打から左フックを振り降ろし気味に決めてノックダウンとした。
2R。このラウンドも大雑把な打撃戦。金丸は右ストレートをヒットさせて圧力掛けるが、斎藤も連打で抵抗して不完全ながらヒットを稼ぐ。だが金丸が右アッパーからの左でプッシング気味に2度目のノックダウンを奪うと、カウント8の時点でレフェリーがストップをかけた。
技術的な観点では困惑するような勢い任せの強打合戦だったが、金丸は要所で強引ながら2度のダウンを奪って結果的には快勝のKO勝利。ここしばらく苦戦続きだったが、今日は上手くいく時は全てが上手くいくという典型例か。
斎藤は力強い連打で見せ場も作ったが、技術的には戦績相応のレベル。2度目のダウンは不運な面もあったが、4回戦で失点4では止められても致し方なし。