駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第10試合・ライト級4回戦/●岡野浩志[神拳阪神](1R1分39秒TKO)長島謙吾[尼崎]○

両者戦績は岡野1勝(1KO)4敗、長島2勝(2KO)3敗。岡野は05年7月以来、約1年10ヶ月ぶりの再起戦。
1R。岡野はアグレッシブに前へ出て、勢い良くクリーンヒットを連発したが、無防備に頭を突き出した隙の多い構えが仇。奪ったヒット数以上に被弾する羽目に陥る。長島は被弾多くヒヤリとさせたが、程なくして逆転。大振り中心のパンチを次々と決めて、連打から右フックで綺麗なノックアウト勝利を収めた。
短時間での決着となったが、この試合は「豪快」というより「大味」という印象も。試合のイニシアティブを握ったのは岡野だったが、好戦的な戦い振りの割に守備勘が悪く、良いように強打を打ち込まれてキャンバスに沈んだ。長島は今日のような試合をベスト4以上でもやれるかどうか? 次戦が試金石という事になるだろう。