駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第7試合・フェザー級5回戦/○真木大作[JM加古川](1R2分36秒TKO)永田浩司[ウォズ]●

両者戦績は真木6勝(5KO)無敗、永田5勝(0KO)1敗2分。
1R。中間距離の攻防。永田は密着戦を選択せず、正攻法で突破口を探ろうとしたが、相変わらずガードが緩く、ハンドスピードも今一つ。そこへ真木のワン・ツー狙い撃ちが再三襲い掛かり、ラウンド前半から形勢は明らかに真木に傾いた。その真木は左アッパーなどの“新兵器”を試し撃ちする余裕まで見せたが、最後は伝家の宝刀・右ストレート一閃、永田を綺麗にキャンバスに沈めた。永田は完全に効かされながらも死力を尽くして立ち上がったがカウント8でストップされた。
真木が真向勝負を挑んだ永田を文字通りの粉砕。ガードの緩い欠点を冷静に咎めてクリーンヒットを連発し、最後は右ストレートでワンパンチKO。永田は地力に差のある相手に対し、余りにも無策だった。