2007-08-25から1日間の記事一覧
小波乱はいくつか見受けられたが、全体的に見れば概ね事前想定の範囲内に収まったと言って良いだろう。“平均点”は高く、内容的に疑問符がつく試合が殆ど無かった代わりに、マニアの間で後年語り継がれるような名勝負クラスの好ファイトにも欠けたのが少し心…
MVP 真木大作[フェザー級・JM加古川] 技能賞 村澤光[Sバンタム級・尼崎] 敢闘賞 高橋優紀[フライ級・倉敷守安] 昨年度は話題優先と場当たり的な選考で、関係者・マニアの間では批難轟々だったが、今年はほぼ順当な結果と言えるのではないか。事前の評…
両者戦績は岩尾5勝(2KO)無敗1分、宮地1勝(1KO)1敗。 1R。宮地がジャブ中心に牽制するが、岩尾はガードを固めて慎重にKOチャンスを窺う。要所でストレートや連打を浴びせてゆくが、右ストレート→左フックのビッグパンチは不発。 2R。宮地はこの…
両者戦績は大原3勝(1KO)2敗、水本4勝(0KO)無敗。 1R。大原は低いガードでボディワークがやたらと大きく、必要以上に動いているという印象。それでも素軽くジャブ、ストレートを放っていくが、水本は冷静にこれを捌いてジャブ、ボディフック、ストレート…
両者戦績は石橋4勝(1KO)2敗、張飛3勝(1KO)4敗。 1R。張飛は足を使いながらボディストレート中心に手数、ヒットを稼いで試合を作る。石橋は圧力をかけて強打を見舞うがスピード不足。終了ゴング直前、張飛が左→右フックでクリーンヒットを奪い、痛烈な…
両者戦績は竹中5勝(2KO)2敗1分、渡場5勝(2KO)無敗。 1R。竹中は距離を開けてのヒット&アウェイで単発のストレート、フック狙い。渡場は様子見中心ながら距離詰めて強打攻勢にも出るが、これは大振りでやや粗い。共にヒット数少なく互角だが、竹中の動…
両者戦績は木原4勝(3KO)無敗、平尾4勝(1KO)3敗。 1R。木原は足を使って自分の距離をキープし、そこから自在の攻めを展開。ジャブ、ワン・ツー、フックと次々お見舞いして大差優勢。平尾は不用意に近付いては被弾を繰り返すばかりで防戦一方。 2R。平…
両者戦績は真木6勝(5KO)無敗、永田5勝(0KO)1敗2分。 1R。中間距離の攻防。永田は密着戦を選択せず、正攻法で突破口を探ろうとしたが、相変わらずガードが緩く、ハンドスピードも今一つ。そこへ真木のワン・ツー狙い撃ちが再三襲い掛かり、ラウンド前半…
両者戦績は森本5勝(0KO)1敗2分、村澤4勝(1KO)無敗。村澤はサウスポー。 1R。森本は村澤対策万全といった構え。左カウンターを警戒、圧力をかけて手数を稼ぎ、攻防分離傾向の強い村澤が守備モードから攻撃体制へ移ろうとする一瞬の隙を突いて右ストレー…
両者戦績は名越4勝(1KO)3敗3分、安藤4勝(0KO)無敗。 1R。安藤が本来の自分の距離から右ストレート中心に、左ジャブ、フック、アッパーも交えて優勢。名越は圧力かけつつ渋太く反撃したが決め手に欠けた。 2R。名越の攻勢、圧力攻めに対し、安藤が迎…
両者戦績は小林3勝(1KO)1敗2分、加藤7勝(0KO)1敗1分。小林はサウスポー。 1R。守備巧者同士の対決らしく、両者ヘッドスリップ、ダッキング、ガード、ステップワークとあらゆる手段を駆使して相手のパンチを捌き、ヒット数僅少の攻防戦。小林がアグレ…
両者戦績は、吉田4勝(1KO)無敗1分、高橋5勝(1KO)無敗。 1R。高橋はアウトボックス、吉田は圧力かけて攻勢という予想通りの展開からスタートしたが、吉田が高橋を捉えたと思った瞬間に、高橋の右カウンターが炸裂してノックダウン。試合再開後は高橋がア…
両者戦績は浮田5勝(4KO)3敗1分、中澤5勝(0KO)2敗1分。中澤はサウスポー。 1R。中澤はステップとクリンチを多用する完全なアウトボクシング。浮田の攻め気を逸らしつつ、左ストレートでヒット数を稼ぐ。浮田は右ストレート、右ボディで応戦するが主導…
両者戦績は奥5勝(1KO)2敗、濱口は3勝(1KO)無敗1分。奥はサウスポー。 1R。開始ゴング直後、奥がバランスを崩したその胸元に、濱口の右フックがヒットしてフラッシュダウン。濱口は2ノックダウンを狙ってやや焦り過ぎ、無闇に密着してしまい攻めあぐむ…
今年度の新人王戦もいよいよ佳境、西日本決勝の日を迎えた。会場となった府立第2には、京阪神地区の選手・ジム関係者の顔が勢揃い。筆者と面識のあるボクシング愛好者の皆さんも総員集結で、非常に“濃い”活気に満ち溢れた空間となっていた。勿論、今期はと…