駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第5試合・Sフライ級4回戦/○森川真一郎[高砂](1R0分21秒TKO)松吉成祐[八尾]●

両者戦績は森川3勝(2KO)無敗1分、松吉4勝(2KO)4敗。
1R。試合開始直後から松吉が仕掛ける形で激しい乱打戦へ。攻守の技術とハンドスピードで勝る森川がたちまち優勢となり、一方的に強打を浴びせまくる。その中のフックが完璧なクリーンヒットとなると、松吉はヒザからスローモーションのようにゆっくりと崩れ落ちて失神。大黒主審はノーカウントで止めたが、倒れる前に止めても良いぐらいの完璧なノックアウト。
森川、1回戦の苦戦の鬱憤を晴らす圧勝で決勝進出。苦手のクロスレンジでも純粋な打ち合いになると強そう。相手が守備難を抱えた選手という事もあり、キッチリ決めてみせた。やはりポテンシャルは高く、あとはアマエリート特有の課題である、才能の効率的な活用を覚える事。
松吉はこれで3試合連続の秒殺決着。前々から負ける時は秒殺が多いが、ここ最近は特に効かされた時の反応が拙い。体に異状が出る前に、一度体のメンテナンスをしてもらいたい。