第４試合・Ｓフライ級５回戦／○森川真一郎[高砂]（２Ｒ２分55秒ＴＫＯ）坂光輝[松田]●

両者戦績は森川５勝(4KO)無敗１分、中日本代表の坂は５勝(2KO)１敗１分。
１Ｒ。森川はワン・ツーや逆ワン・ツー気味の右→左フック、右アッパーなどでヒット、有効打連発。坂も果敢にワン・ツーで攻め立てる。森川はやや攻めに逸って被弾も多いが、坂のパンチ力不足に助けられている。
２Ｒ。森川はこのラウンドも右→左のフックでヒットを連発。坂もガードを固めつつショートレンジから左右フックで応戦するが、見るからに攻めの迫力が違う。終了ゴング前、森川が右→左をまたもクリーンヒット、坂はクリンチに逃げるが足元が既に覚束なく、坂本主審がすかさず試合を止めた。
森川が変則の連打コンビネーションでヒットを連発し、地力の差を見せ付けるような完勝。やや勝ち気過ぎる面が気掛かりだが、パンチ力は魅力。
坂は見せ場を作れず。パンチ力の差が歴然としており、腕力で持っていかれた感じ。５勝している割には攻守の力は平凡かも。西軍代表を争うには少々力が足りない印象だった。