第７試合・フェザー級５回戦／○斉藤司[三谷大和Ｓ]（判定３−０）渡辺巧[中日]●
両者戦績は斉藤６勝(4KO)無敗、渡辺７勝(6KO)２敗１分。
１Ｒ。渡辺がアグレッシブに攻めるが、斉藤は鉄壁のガード。手数不利ながらも強烈な左カウンターをクリーンヒットしてダメージ量でリード。渡辺もヒットを上下に散らし、数でアピールするが？
２Ｒ。圧力かける斉藤、これに対して渡辺はまたも手数とヒットを上下に散らして数では互角以上の場面も。しかし斉藤は有効打から連打を畳み掛けるヤマ場を作り、少ないチャンスを見事に活かす。
３Ｒ。斉藤はゴーサイン出たか猛公開し。渡辺は際どく捌いていたが、連打をマトモに貰ってしまい厳しい。右ストレートをクリーンヒットさせて一矢報いるも、効かせた後に追い討ちできない。
４Ｒ。斉藤は打たせておいてのカウンター狙い。右を浴びて危ない場面もあるが、右ストレートでヒットを稼ぎ、クロスレンジから強烈なショートアッパーをクリーンヒットさせ大ダメージを与える。渡辺も踏ん張るが劣勢打破は困難か。
５Ｒ。激しい打撃戦。斉藤は打たせつつもガードを固め、要所で右中心にヒット、有効打を重ねて主導権。渡辺も懸命の抵抗見せるが、クリーンヒットが奪えず。
公式判定は杉山49-46、浦谷49-46、染谷48-47の３−０で斉藤。駒木の採点は「Ａ」「Ｂ」50-45で斉藤。
斉藤は固いガードと右のビッグパンチで要所を締めて完勝の内容。ただ、Ａ級の第一線でこのファイトスタイルはどうだろう？ 試練は年明けからか。
渡辺は攻守いずれも完成度で相手に見劣り、チャンス掴みながらも追い込めないなど勝負弱い所も出てしまった。
