駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・Sフライ級4回戦/●北脇絵美[フュチュール](1R1分33秒KO)真道ゴー[クラトキ]○

両者戦績は北脇1勝(1KO)無敗、真道1勝(1KO)1敗。北脇は9月のプロデビュー戦でタイ人に判定勝ち。真道は5月のプロデビュー戦で先ほどの試合に出場した秋田屋に敗れるも、11月には韓国人選手を降して初勝利を収めている。
1R。真道は5月当時から動き一変。素早いステップワークでリズムを掴むや、左フックでクリーンノックダウン。北脇は再開後もクロスレンジで奮戦するが、真道は手堅いガードで捌きながら、ロープ際で圧力かけて攻め気に逸る北脇にまたも左フックをお見舞い。男子の試合でもそうそう見られない完璧な2ノックダウン勝利で多いに魅せた。
真道が見違えるような成長を見せて見事な秒殺KO勝利。よく相手の動きを見ているし、攻守のバランスも良い。この階級にライバルが少ないが、4回戦女子の中では秋田屋と並んで一歩抜けた存在になった。
北脇は初の日本人相手の試合。攻めに逸った所を打ち抜かれて完敗。これを良い教訓にして攻守兼備の選手に育って欲しい。