駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2004-12-13から1日間の記事一覧

興行全体の総括

セミとメインは一種の儀式。やはり第6試合がこの興行のハイライトだったという感じ。岡田選手と本田選手の更なる成長と来年度中の日本ランク入りを熱望してレポートの締めくくりとしたい。

第8試合・フライ級10回戦/○亀田興毅(2R 59秒 KO)ノパデッチレック・チュワタナ●

亀田3兄弟長男の亀田興毅は6回戦デビュー以来、4勝(3KO)無敗の戦績。しかしこれまでの相手は階級が下のタイ人ノーランカーが中心で、しかも日本人相手に軽くKO負けされた“実績”のある選手ばかりだった。今回、初のタイ人ランカー相手にどれほどの強さ…

第7試合・契約50.0kg10回戦/○中島健(5R 53秒 KO)ファーカノン・シンドンタイ●

中島はこれまで11勝(7KO)2敗の戦績を持つ日本ライトフライ級9位。この秋にはタイ遠征も敢行し、敗れたとはいえ貴重な経験をした模様。ただ、8月に生観戦したフィリピン人ランカーとの試合では明らかな地元判定に救われての辛勝。ランキング入りしてから…

第6試合・フライ級6回戦/△岡田正継(判定0−1)本田猛△

岡田は03年度ライトフライ級西日本新人王、本田は今年のフライ級西日本新人王戦1位(準優勝者)選手。なかなかに通好みのマッチメークだ。駒木個人としては、この試合が今日の“極私的メインイベント”である。両者の戦績は、岡田8勝(3KO)3敗2分、本田は6…

第5試合・Sライト級4回戦/●中島丈志(判定0−3)坂本将弘○

両者の戦績は、中島2勝(1KO)1敗3分、坂本2勝2敗2分。中島は今年の西日本新人王戦準優勝だが、磯道鉄平に攻め手を完封され、4RKO負けを喫している。坂本は初見。 1R。中島は派手な動きで大きめのパンチを次々と繰り出して来るが、打ち終わるた…

第4試合・Sバンタム級4回戦/○小路尚也(判定3−0)藤堂尚二●

両者初見。これまでの両者の成績は、小路3勝(1KO)2敗1分、藤堂2勝(1KO)1敗。 1R。お互い様子見が続いたが、明らかにリーチで勝る体格の小路が続けざまにジャブ・ワンツーをヒットさせてペースを握る。藤堂は終盤まで手数が出なかった。 2R。この…

第3試合・契約48.0kg4回戦/●奥村和也(判定0−2)諸一宇○

奥村はこれまで3勝2敗1分の戦績。諸は2勝(1KO)2敗1分で、5月に勝った試合を観戦している。4回戦ボーイにしては珍しく技術を感じさせる攻撃を見せるボクサーだ。 1R。諸がワン・ツーでリズムを掴んで、更にロングレンジからフックをヒットさせてゆ…

第2試合・バンタム級4回戦/○松本辰之助(2R 1分00秒 KO)壷井克好●

両者ともに初見。松本はデビュー以来負けなしの3勝。今回は4回戦上位クラスの相手で実力査定に挑む。相手の壷井は3勝(1KO)1敗2分で、今年度の西日本新人王で準決勝まで進出している。 1R。松本は度々壷井の懐に飛び込んでいっては回転力に富んだパワ…

第1試合・バンタム級4回戦/△竹内旭(判定0−1)高田直秀△

両者とも駒木は今回が初見。竹内は1敗、高田は2敗と両者これまで勝ち運に恵まれていない。 1R。竹内が開始早々からジャブを連打して機先を制する。これに戸惑って後手に回らされた高田はリズムに乗れず苦しい戦い。緩いガードを突かれて攻撃に転ずるタイ…

亀田興毅第5戦「亀田のけんか祭り」

大阪中央公会堂・青コーナー側2階席(自由席)最前列より観戦。ただし、座席からはリングの半分が隠れてしまう角度で、試合の際はバルコニーから身を乗り出して観なければならなかった。会場そのものもボクシング会場に向いているとは余り思えず(極端に縦…