駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2007-02-12から1日間の記事一覧

興行全体の総括

A級3試合は戦前の勝敗予想が比較的容易なマッチメイクで、一方的内容の試合が続くかもと思われたが、フタを開けてみれば劣勢が予想された方の選手たちが揃って「あわや」の大健闘。結果的には望外の高充実度・良内容の興行となった。スカイAの中継があっ…

第5試合・OPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ12回戦/○《王者》丸元大成[Gツダ](9R1分33秒TKO)竹中義則[尼崎亀谷]《挑戦者・同級12位》●

メインイベントは、昨秋に劇的勝利で低迷から一躍OPBF王者に上り詰めた丸元の初防衛戦。 王者・丸元は19勝(8KO)7敗1分の戦績で、WBCでは29位に登載されている。99年5月にデビューで間もなくプロ丸8年のキャリア。01年、2度目の挑戦となった新人王ト…

第4試合(予備カード)・フライ級4回戦/●前川和範[Gツダ](判定0−3)松浦卓也[六島]○

セミファイナルがKO決着のため、ここで予備カードが挿入された。前川は未勝利1敗1分、松浦はこれがデビュー戦。前川は昨年10月のデビュー戦を劣勢の中、負傷ドローを拾った後、年末の2戦目を判定負け。 1R。両者中間距離からアグレッシブに踏み込んで…

第3試合・Sフライ級10回戦/○小松則幸[Gツダ](8R1分46秒KO)ワンミーチョーク・シンワンチャー[タイ国]●

事実上のセミファイナルは、これまた注目のカード。ジム移籍第1戦となる前OPBFフライ級王者の小松が、元同王者で日本でも既に御馴染みのタイ人・ワンミーチョークを迎える。 エディタウンゼントジムから移籍した小松は21勝(9KO)3敗5分の戦績。長期休養が…

第2試合・フライ級4回戦/○宮崎亮[井岡](1R2分19秒TKO)スアンルアン・ソータナピニョ[タイ国]●

興国高校ボクシング部在籍時にインターハイ制覇の経験もある宮崎は、12月末のデビュー戦をタイ人相手にKOで飾って1勝(1KO)無敗の戦績。対するスアンルアンは自称戦績3勝(0KO)3敗の選手で、試合前のコメントから類推すると、どうやら本業はムエタイの方…

第1試合・Sウェルター級契約ウェイト(150p)10回戦/○レブ・サンティリャン[比国](判定3−0)如月紗那[六島]●

赤コーナーに陣取ったサンティリャンは22勝(16KO)3敗1分の戦績。元OPBFウェルター級王者で、王者時代には現王者・丸元大成を挑戦者に迎えて完勝で退けた経験もある。現在も同級1位、既に次期挑戦者に内定している文字通りのトップ・コンテンダーである。 …

HonmamoN〜OPBFウェルター級タイトルマッチ(Gツダジム主催)

全国各地でボクシング興行が集中した3連休の最終日、西日本地区ではグリーンツダジム主催としては珍しく、尼崎はアルカイックホール・オクトで興業が開催された。ここはIMPホールと同規模キャパの会場だが、今回はメインに出場する両選手の地元・出身地…