駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2008-02-11から1日間の記事一覧

興行全体の総括

セミまでは勝敗の行方以外には興味の持ち辛い、少々観客には辛い内容の試合が続いたが、山口が7分間で3度のダウンシーンを作って興行を良い形で締め括った。前日に好勝負連発の興行があって、どうしても見る目が厳しくなるが、総合すればマズマズといった…

第6試合・Sバンタム級10回戦/○山口賢一[大阪帝拳](3R1分01秒TKO)小林克也[正拳]●

山口は12勝(3KO)1敗2分で現在日本バンタム級6位。02年にデビュー。緒戦をドローとした後3連勝して、翌03年度の新人王戦に参戦するが2回戦で敗退。再起までに1年3ヵ月のブランクを作ったが、その再起戦に引き分けた後は、06年6月には日本タイトル挑戦…

第5試合・ライト級10回戦/○高瀬司[大阪帝拳](判定3−0)中川知則[進光]●

高瀬は5勝(3KO)無敗で日本ライト級9位。高校時代にインターハイ・ベスト8など50勝以上を挙げ06年9月にデビュー。当初は戦意の低いタイ人相手が続いたが、3戦目、巴山宏和[正拳]、安達寿彦[岐阜ヨコゼキ]と地力の問われる試合を連勝し、07年10月にデビュ…

第4試合・Lフライ級8回戦/○山脇正輝[大阪帝拳](判定3−0)小山健太[とよはし櫻]●

山脇は8勝(0KO)2敗1分。04年にデビューし、この年を2戦2勝。05年の新人王戦ではLフライ級西日本新人王となる(西軍代表戦で敗退)。再起した06年6月の試合で勝ってA級昇格を果たすと、同年10月には初の8回戦でも勝利する。翌07年2月、堀川謙一[S…

第3試合・フライ級6回戦/○疾風明浩[大阪帝拳](5R1分59秒負傷判定3−0)安保一成[平石]●

疾風は3勝(2KO)1敗、安保は3勝(0KO)4敗2分のサウスポー。疾風は06年末以来1年2ヶ月ぶりの再起戦。B級デビューのため既にA級ライセンスだが、再起戦は相手を選んで6回戦からやり直し。安保は07年4月の敗戦以来10ヶ月ぶりのリング。6回戦はそのと…

第2試合・ライト級6回戦/●水山雄太[大阪帝拳](判定0−3)池田善彦[Gツダ]○

両者戦績は水山3勝(1KO)2敗、池田4勝(2KO)2敗1分。水山は3勝の身ながら、昨年4月の試合に続いての6回戦挑戦。池田は昨年7月に4勝目を挙げて、キャリア7戦でB級昇格を決めた。 1R。水山はアグレッシブに先手で攻めるが、オープンブロー、チョッ…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○山中浩之[大阪帝拳](判定2−0)山川浩平[Gツダ]●

両者戦績は山中2勝(1KO)1敗、山川は勝ち負け無しの1分。山中は10/7に初黒星を喫して以来の試合。山川も10/7にデビュー戦を戦いドロー。 1R。山中は以前よりアグレッシブになって、前に出ながらの強打で先制。少々粗いが上下へヒットを重ねる。山川はラ…

興行の概要及び雑感

東は後楽園で国重隆[大阪帝拳]が出場する日本タイトルマッチが開催されたこの日、西でも大阪帝拳ジム主催興行が開催された。最近は「ドラマチックボクシング」というタイトルが、大阪帝拳がプロモートする興行なら他ジム主催のものにも付けられているのを目…