駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

興行全体の総括

第2試合が望外の好勝負、中盤からセミもKO決着や見応えのある打撃戦が続き盛り上がったものの、激闘の余韻もまとめて吹き飛ばしたのがメインの超大凡戦。メインに噛ませタイ人を使う事自体がファンに対する背信行為だが、どうしてもそうせざるを得ないなら、キッチリと内容のあるKO決着で締めるのがせめてもの義務というものだろう。(※個人的には、噛ませタイ人との試合はセミ以前に回し、ラウンド数は出場選手の階級を問わず6回戦以内に限定するべきだと考えている。)
あと、「10-9」マストがここ2年ほど定着してきた西日本地区だが、どうやら「10-10採点」が事実上解禁となりつつあるようだ。現状はジャッジ3人中1人が、際どいラウンドのある試合で1回ないし2回「10-10」を使う事がある……程度だが、この傾向が広がるようなら、こちらの手元の採点でも「10-10」を採用する必要が出て来るだろう。