駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-04-16から1日間の記事一覧

興行全体の総括

第2試合が望外の好勝負、中盤からセミもKO決着や見応えのある打撃戦が続き盛り上がったものの、激闘の余韻もまとめて吹き飛ばしたのがメインの超大凡戦。メインに噛ませタイ人を使う事自体がファンに対する背信行為だが、どうしてもそうせざるを得ないな…

第9試合・Sウェルター級10回戦/○野中悠樹[尼崎](判定3−0)タノンサク・パランタイ[タイ国]●

メインは、昨年待望の日本ランキング奪取が成った野中の、タイ人を相手にした10回戦の調整戦。 現在日本Sウェルター級5位の野中は11勝(5KO)5敗2分。昨年は日本ランカー・松元慎介[進光]との引き分けを含む2勝1分負けなしと、順風の競技生活だったが、…

第8試合・フライ級8回戦/△本田猛[尼崎](判定1−1)デスペラード泰[Gツダ]△

セミファイナル8回戦は、尼崎ジムもう1人の次期エース候補・本田猛が登場。 本田は8勝(6KO)3敗2分の戦績で、04年度の西日本新人王戦フライ級の準優勝者。際どい判定で彼を破った久高寛之[Gツダ]は既に世界ランカーとなっており、本田も一刻も早くかつ…

第7試合・Sフェザー級6回戦/○日高慎一[尼崎](1R2分33秒KO)シンパヨン・ウィンディジム[タイ国]●

6回戦に尼崎ジムの次期エース候補の1人・日高が登場。7勝(6KO)2敗の戦績で、前年度新人王戦では武本康樹[千里馬神戸]に惜敗するも西日本ベスト4まで健闘したのは記憶に新しい。昨年10月には後楽園ホールへ遠征して復帰戦を勝利で飾っており、既に敗戦の…

第6試合・Sフェザー級4回戦/○高橋正尚[エディ](3R0分56秒KO)種田圭介[ハラダ]●

この日の4回戦最後の試合。両者戦績は高橋1勝(0KO)1敗、種田1勝(0KO)無敗と、ようやくオープン戦にしてはマシな選手が出て来たという印象。高橋は昨年12/25にデビューして早くもこれが3試合目。種田は昨年9/14のデビュー戦以来の復帰戦となる。 1R。…

第5試合・フェザー級4回戦/○大木良祐[千里馬神戸](判定2−0)田中俊介[Gツダ]●

両者戦績は大木が未勝利2敗、田中が1勝(0KO)6敗と、かなり負けが込んだ両者の戦い。大木は昨年11/3、田中は昨年3/6と、それぞれ敗北を喫して以来の再起戦となる。 1R。大木は昨秋の頃よりハンドスピードなど、動きに進歩が見える(とは言っても、ようや…

第4試合・Sフェザー級契約ウェイト(58kg)4回戦/○潮真也[千里馬神戸](4R2分41秒KO)桶谷恵章[陽光アダチ]●

この試合は両者デビュー戦。 1R。両者とも、見るからにスピード、パワー、ハンドスピードに欠ける緩慢な動き。おまけにガードも拙く、プロテストにギリギリで合格したそのまんまの状態でデビューしているのが丸判り。その攻防はまるでマスボクシングを見て…

第3試合・Lフライ級4回戦/●キッコーマン和也[エディ](2R1分47秒TKO)孫田敏晴[レンゴー]○

ここからは当日デビューや、新人王戦に出場出来なかった選手たちによるオープン戦。 嫌が応にも目に耳につくリングネームのキッコーマン和也は本日デビュー戦。どうやらリングネームは某大企業とは全く関係なく、ジム関係者が語呂の良さで命名したものらしい…

第2試合・Sバンタム級4回戦/●大林文範[尼崎](判定0−3)佐藤裕樹[新日本大阪]○

スーパーバンタム級の1回戦。 両者の戦績は、大林2勝(1KO)1敗1分、佐藤2勝(0KO)3敗4分。詳細はトーナメント展望(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p5)を参照の事。 1R。大林が攻守に冴え。ダッキング、ウィービング、パーリングと守備のテ…

第1試合・フライ級4回戦/○橋本泰治[尼崎](判定3−0)中澤翔[大鵬]●

フライ級の1回戦。9人参加でクジ運の悪い2人だけ割り振られる、いわゆる“ブラサガリ”の試合。 両者戦績は橋本3勝(1KO)無敗3分、中澤2勝(0KO)1敗。詳細はトーナメント展望(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p2)を参照の事。 1R。中澤が試合…

第26回尼崎スーパーファイトボクシング

春恒例の尼崎ジム主催興行、今年はSウェルター級の日本ランカーとなった野中悠樹の調整戦をメインに、4月中旬の開催となった。しかし特に集客力の望めるカードは無く、IMPホール並のキャパの大半を自由席で割り振ったものの、全体的に空席が目立つ寂し…