駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-02-27から1日間の記事一覧

興行全体の総括

メインは素晴らしかったが、セミファイナルまでの冗長な試合の連続には参った。ジム側の都合で、過保護なマッチメイクで守られた“なんちゃって徳山昌守”たちが次から次へと凡戦を繰り広げる前座試合を見せ続けられる観客の立場も、もう少し考えて頂きたい。…

第6試合・WBC世界スーパー・フライ級タイトルマッチ12回戦/○《王者》徳山昌守[金沢](判定3−0)ホセ・ナバーロ[米国]《同級1位》●

ここまでほぼフルラウンドの試合ばかりということで、休憩も無くメインイベントに突入。予備カードは結局実施されずに興行は終わってしまった。デビュー戦を流された当事者2人はちょっと可哀想。 さて、タイトルマッチの主役を務める2人を紹介しよう。まず…

第5試合・ウェルター級10回戦/○山本大五郎[金沢](10R1分39秒TKO)シントートング・フルオライトジム[タイ国]●

山本は現在日本Sライト級3位、OPBF同級2位で10勝(8KO)2敗3分の戦績。昨年は1月にPABA王者のダウティ・バハリに地元判定気味のドロー(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050129#p4)、9月にはフィリピン国内王者のディンド・カスタナレスに1R負傷…

第4試合・Sフェザー級8回戦/●三浦誉士[金沢](判定0−3)エカウィット・シスソーウォー[タイ国]○

三浦は7勝(4KO)1敗1分の戦績。6回戦デビューから順調にキャリアを積み重ね、03年秋に武本在樹[千里馬神戸]に敗れた他は、元日本Sフェザー級王者・キンジ天野を破るなど重厚な成績を上げて来たが、交通事故により1年のブランクを余儀なくされた。今回は…

第3試合・フェザー級8回戦/○光山健[金沢](判定3−0)チャイヨット・オープラモット[タイ国]●

光山は03年のB級デビューからここまで5勝(3KO)1敗の戦績。負け越し6回戦選手とフィリピン人相手に3連勝するも、日本ランカーの上原誠[ハラダ]に5RKO負け。その後はタイ人相手に2連勝を飾ってはいるが、そのタイ人は2人とも06年招聘禁止ボクサーに…

第2試合・Sライト級契約ウェイト(62kg)4回戦/○瀬戸口洋[金沢](判定3−0)東浦孝裕[進光]

戦績は瀬戸口、東浦ともに1敗。瀬戸口は12/11に新人王で1勝した金丸清隆[正拳]に判定負け、東浦は4/8に高瀬浩幸[江坂]とのデビュー戦対決に判定負けを喫して以来の2戦目。 1R。瀬戸口は左のガードを下げた“徳山スタイル”。しかし肝心のリードジャブが今…

第1試合・Sフライ級4回戦/○橋口竣[正拳](判定2−0)スナイパー玉野[六島]●

橋口の戦績は未勝利3敗1分。過去の試合ぶりは11/22(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051122#p2)、7/31(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050731#p2)、4/30(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050430#p4)の観戦記を参照のこと。1年で5試合とは熱心だが…

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ

幾度かの延期の末に、ようやく実現した徳山昌守の2度目の初防衛戦(日本語変?)。川嶋と文字通り互角以上の勝負を演じ、敗れてなおトップコンテンダーの座を守り続けるホセ・ナバーロを挑戦者に迎えて行われるタイトルマッチは、日本で実現し得る限りのS…