駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-11-24から1日間の記事一覧

興行全体の総括

セミファイナルの6回戦が、選手の地力不足を差し引いても激賞に値する大激闘になったというのに、この折角の良い空気をメインのダルファイトが完膚なきまでに破壊してしまった。総合的に見てもチケット代金のモトが取れたとは到底言い難い内容と言わざるを…

第7試合・Sライト級契約ウェイト(62.2kg)10回戦/○中川知則[進光](判定3−0)禹雨成[韓国]●

メインイベントはランキング復帰を目論む中川知則が、1階級下のOPBFランカーを迎え撃つ。 その中川は14勝(4KO)5敗4分の戦績。かつては本望信人[角海老宝石]が保持していた日本タイトルに挑戦し、スリップ気味ながらダウンも奪ったが敗退。その後はチ…

第6試合・フェザー級6回戦/●北野元気[アポロ](4R0分25秒TKO)中川直幸[ハラダ]○

両者戦績は北野4勝(3KO)2敗、中川4勝(0KO)3敗1分。共にこれが昇級緒戦・初の6回戦である。 1R。両者ストレートのクリーンヒットを交換する派手な立ち上がり。好戦的、しかしガードの甘さも目に付く。ラウンド中盤以降、スピードで見劣る中川を翻弄す…

第5試合・フェザー級4回戦/○山本直[守口東郷](1R2分59秒TKO)種田圭介[ハラダ]●

両者戦績は山本2勝(1KO)4敗、種田1勝(0KO)1敗。山本は新人王予選(SB級)で初戦敗退後、8月の再起戦も落として連敗中。種田は05年9月にデビューして今年4月に2戦目と、7ヶ月間隔を守っての3戦目。 1R。フック乱打戦で幕開けた早々から山本がクリ…

第4試合・Sバンタム級4回戦/●森本一春[江坂](1R1分32秒KO)山口伸也[陽光アダチ]○

両者戦績は森本3勝(0KO)無敗1分、山口3勝(3KO)2敗。両者8月に3勝目を挙げており、この試合で6回戦昇格を賭ける。 1R。山口は積極的にジャブを突いて主導権をアピールするが、森本はジワジワと圧力をかけて持ち前の回転力を活かすチャンスを窺う。だ…

第3試合・Lフライ級契約ウェイト(48.0kg)4回戦/●川野健紫朗[アポロ](判定0−3)富永靖浩[ヨシヤマ]○

両者とも未勝利で、川野は1敗、富永は3敗の戦績。川野は今年7月のデビュー戦以来、富永は昨年9月以来のリング。 1R。富永は頭から突っ込む不恰好なスタンスから、数打てば当たるとばかりに“下手な鉄砲”のショートブローを打ちまくる。精度、技術共に皆…

第2試合・Sバンタム級4回戦/●新保貴大[塚原京都](判定0−3)板倉康友[ハラダ]○

両者戦績は新保1勝(1KO)5敗、板倉1勝(1KO)2敗2分。5連敗中の新保は昨年7月以来1年4ヶ月ぶりの試合。板倉は7月に久々の試合を引き分けて以来の試合。 1R。新保は少々ぎこちないアウトボクシングを披露。板倉の力みが感じられる攻撃をステップワー…

第1試合・Sバンタム級4回戦/○寄川航[進光](判定2−0)石角悠起[大阪帝拳]●

両者戦績は寄川が1勝(1KO)無敗、石角は勝ち負け無しの1引分。寄川は4/9以来7ヶ月ぶりのリング、石角は10/9のデビュー戦で試合開始早々に負傷ドローとなっており、これが実質上の再デビュー戦。 1R。寄川は精度あるジャブを起点にペースを掴み、打ち合い…

道楽うどん・虎寿司 KO BOXING(アポロジム主催)

例年は5月、9月、12月の年3回興行を打つアポロジムが、今年は“ボーナストラック”として11月にも小規模興行を開催。同ジム所属選手は2人だけの出場で、メインは進光ジムの中川知則がOPBFランカーに挑戦する10R。全7試合36Rの“スリムサイズ”興行となっ…