駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2005-08-21から1日間の記事一覧

興行全体の総括

なんだか奥歯に何か挟まったような試合ばかりで、ちょっと爽快感に欠けたかな……といったところ。勝った選手の後援会ばかりが嬉しい興行だったと言っては失礼か。

第8試合・Sウェルター級10回戦/○竹中義則[尼崎亀谷](2R0分50秒KO)ワット・ヴォー・ヴティナン*2[タイ国]●

メインイベントは、主催・尼崎亀谷ジムのエース格・竹中義則が登場。 現在日本ウェルター級3位の竹中の戦績は21勝(19KO)5敗1分。実に13年前の92年にデビューするも1戦のみで約2年のブランク。再起した94年にライト級の新人王戦で西軍代表となる。その後…

第7試合・フライ級契約ウェイト(50kg)10回戦/●フランシスコ・ロサス[墨(メキシコ)国](判定0−2)中島健[Gツダ]○

セミファイナルは「世界タイトルマッチ挑戦者決定戦」と(勝手に)銘打たれた、世界ランカー同士の10回戦。 今年3/6のVS戎岡淳一戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050306#p8)に続いての日本遠征となるロサスは、21勝(10KO)4敗1分の戦績。前回来日時と…

第6試合・フェザー級契約ウェイト(56kg)6回戦/●頂貴裕[尼崎亀谷](5R2分34秒KO)中井五代[大鵬]○

この試合出場の2人は今回が初見。戦績は頂5勝(2KO)4敗1分、中井4勝(2KO)2敗2分。 1R。頂は公称173cmの身長だが、もう少し高く見える。この長身を折り畳むようにして構える変則スタンスからトリッキーな動きを交えつつ、相手の出方をじっくり窺う試…

第5試合・ミニマム級6回戦/●ビナイ・ウルソラボン*1[タイ国](1R3分04秒KO)高橋宏和[Gツダ]○

ビナイはこれが今年5月に続いて2度目の来日。成績はアナウンスを聞きそびれてしまい不明だが、boxrecで戦績をチェックしても本国の試合結果が全く載っていない事を考えると、無名の選手である事は間違い無さそうだ。 一方の高橋の戦績は13勝(7KO)4敗。3…

第4試合・バンタム級6回戦/○坂本亮[尼崎亀谷](3R2分55秒KO)松原章訓[倉敷守安]●

ここからは6回戦の試合が3試合。 04年度の西日本新人王1位(準優勝)の坂本は6勝(4KO)2敗の戦績。井野秀作に敗れた西日本決勝以来、約1年ぶりの復帰戦。対する松原は、4勝(1KO)6敗1分の戦績。倉敷からたびたび近畿地区にも遠征して来ている。 1R…

第3試合・Sフェザー級4回戦/●柏木悟[ウォズ](2R0分34秒KO)藤本貴一[Gツダ]○

柏木はこの試合がデビュー戦。藤本は5/15のデビュー戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050515#p7)で、キャリア7戦の相手に健闘したが判定負けして1戦1敗の戦績。今回は逆にデビュー戦の相手を迎えて初勝利を目指す。 1R。柏木が先手でジャブをガード…

第2試合・フェザー級4回戦/△藤田優人[明石](判定0−1)田中宏幸[千里馬神戸]△

両者の戦績は共にデビュー戦に負けて1敗。藤田は3/6のデビュー戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050306#p1)では、地に足の着いていないような戦い振りで、ガラ開きのガードに強打を叩き込まれて52秒KO負け。対する田中は5/22にデビュー(http://d.hat…

第1試合・バンタム級4回戦/●安本祐太[尼崎亀谷](判定0−3)高橋裕幸[陽光アダチ]○

両者の戦績は、安本1勝(1KO)1敗、高橋1敗。高橋は5/1のデビュー戦(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20050501#p3)でフルマークの判定負け。ダッキングの上手さが目を引いたものの、その他の技術に物足りなさが残った試合だった。2戦目の今回、どこまで上…

第6回ベストファイトボクシング(尼崎亀谷・グリーンツダ合同主催興行)概要&雑感

尼崎アルカイックホール北側8列目(自由席)より観戦。タイトルマッチは無いものの、主催ジムのエース・準エース格が出場し、興行として体裁はキッチリ整った。動員力のある選手が出場したこともあって、800人程度のキャパを持つ会場は超満員。選手たちが試…

東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12回戦/●《王者》ワンミーチョーク・シンワンチャー[タイ国](3R0分50秒TKO)亀田興毅[協栄]《挑戦者・同級10位》○

TBS系地上波録画中継にてテレビ観戦。 亀田の言動と、彼をやたら豪華な神輿に乗せてハシャギまくるマスコミや取り巻きには功罪あるが、少なくとも世界タイトルマッチすらCS深夜放送がやっとのご時世に、地上波でOPBFタイトルマッチをメインで放映さ…