駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2009-02-11から1日間の記事一覧

興行全体の総括

フルラウンド判定は1試合のみという珍しい進行で、所要時間は2時間半。想定よりも短くなって、ちょうどいい塩梅に収まったか。 ダブルメインの主役の内、丸元は格下相手に無難な発進となったが、武本は痛恨の敗北。優劣不明、決め手に欠けるラウンドをズル…

第7試合・ミドル級10回戦/○丸元大成[Gツダ](2R1分51秒TKO)ヌンテップ・シットサイトン[タイ国]●

丸元は21勝(9KO)9敗1分のサウスポー。Sウェルター級でOPBF10位、日本5位のランカー。99年にデビュー。01年、2度目の挑戦となった新人王トーナメントではウェルター級西軍代表まで進出。音田隆夫[トクホン真闘]との全日本決勝は2RKOで敗れるも、…

第6試合・Sフェザー級10回戦/○木原和正[ウォズ](判定2−1)武本在樹[千里馬神戸]●

木原は9勝(4KO)1敗。05年末デビュー。2戦目が06年10月とブランクを作るが、2戦2勝で迎えた07年の新人王戦では5連勝でSフェザー級西軍代表となり、東日本代表の棄権により不戦勝ながら全日本タイトルと日本ランクを獲得。08年は3月のA級緒戦で大差判…

第5試合・フェザー級契約ウェイト(56.0kg)8回戦/○脇本雅行[高砂](5R2分45秒負傷判定3−0)森島祐介[岐阜ヨコゼキ]●

脇本は8勝(3KO)2敗のサウスポー。アマ時代に実業団選手権優勝の実績を挙げ、06年デビュー。この年を3連続KOでクリアし、翌年には勇躍新人王戦にエントリーするが、2回戦でこの年の西軍代表・村澤光[尼崎]に敗れる。再起後は6回戦で連勝するも、やはり…

第4試合・Sフェザー級契約ウェイト(58.0kg)8回戦/●松田雄太[SFマキ](5R0分59秒KO)玉越強平[千里馬神戸]

松田は6勝(2KO)4敗1分の戦績でサウスポー。04年にデビュー、しかしデビュー戦が日高慎一[尼崎]、05年新人王戦の初戦で相手が翌年覇者の金丸清隆という相手運の無さもあって、4回戦を突破したのは07年11月の9戦目のこと。出世は随分と遅れたが、08年には…

第3試合・ウェルター級4回戦/●川端哲也[姫路木下](1R1分07秒TKO)越湖輝雄[千里馬神戸]○

両者とも未勝利1敗の戦績。川端は10月、越湖は5月にデビュー戦で敗れて、互いに出直しの試合。 1R。両者頭の位置が変わらず、拙守ゆえにヒット数の多い展開。共に不用意に顔面を前に突き出す危なっかしい態勢で、そこへ互いのパンチが掠めていく。短期決…

第2試合・Sバンタム級4回戦/○高野誠三[明石](4R2分32秒TKO)黒石昌司[江見]●

両者戦績は高野が3勝(2KO)1敗1分。サウスポーの黒石は2勝4敗1分。前年度西日本新人王戦バンタム級準Vの高野は、12月末に好ファイトで再起を飾った。しかし今年のトーナメントには不参加で、この試合にB級昇格を賭ける。黒石は初の京阪神圏登場。前回…

第1試合・Sフライ級4回戦/△岡崎雄[姫路木下](1R0分57秒負傷ドロー)内海係治[千里馬神戸]△

岡崎は昨年9月のデビュー戦で敗れて未勝利1敗、内海はこれがデビュー戦。 1R。岡崎がつっかける形で乱打戦へ。岡崎は前回同様拙守が目立ち、内海の大振りをもらってしまう。しかしクロスレンジで両者交錯した瞬間、偶然のバッティングで内海がスリップダ…

通常は神戸サンボーホールを常打ち会場としている千里馬神戸ジムだが、今年最初の自主興行は、場所を神戸市の「北区民センター・すずらんホール」に変えての“番外編”。3月に今回の会場の近くに暖簾分けされた新ジムを構えるにあたってのお披露目興行という…