駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第8試合・ミドル級4回戦/●亀谷亮輔[森岡](1R1分38秒KO)林裕広[尼崎亀谷]○

ここから2試合は再びオープン戦。亀谷はデビュー戦をKO勝ちして今日が2戦目。対する林は、今年まで長くブランクがあったが、4/16に復帰。しかしその試合では昨年度西日本ミドル級新人王の大橋寛志に完敗を喫している。戦績は3勝(3KO)9敗1分と大きく負け越しており、今日の試合には進退を賭けて臨むとジムの公式サイトでコメントしていた。
1R。両者中間距離から重たいパンチの振るい合い。亀谷がまずラッシュを仕掛けてクリーンヒットを連発、林を棒立ちにさせる。しかし、窮地に立たされた林はロープに詰められた所で左フックをカウンターでクリーンヒットさせて起死回生のダウンを奪う。亀谷は何とか立ち上がるも無抵抗で林の猛攻を浴び、レフェリーに試合を止められた。
良い意味でも悪い意味でもミドル級の4回戦らしい豪快な試合。わずか100秒足らずの極端なシーソーゲームを、林が際どく制した。これで遅まきながらのB級昇格であるが、6回戦で通用するかどうかは相手次第といったところか。敗れた亀谷は、序盤戦を圧倒的優勢に進めていただけに勿体無い星を落とした。まだ先がある事だし、これにメゲず捲土重来を期して欲しい。