駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-04-21から1日間の記事一覧

興行全体の総括

新人王戦3試合は全てグリーンボーイの良い所が目立った好試合となり、その後の試合もダウンシーンの多いプロボクシングらしい見応えのある試合が続いた。セミとメインはややミスマッチで冗長だったかも知れないが、地力の差がそのまま試合結果に直結したた…

第8試合・フェザー級10回戦/○上原誠[ハラダ](4R2分01秒KO)中谷年伸[八尾]●

メインはハラダジムのエース・上原が、95年度ジュニアバンタム級(!!)西日本新人王の中谷を相手に迎えた10ラウンズ。タイトルマッチの見通しが立たないままの調整戦が続く現状だが…… その上原は12勝(5KO)6敗3分の戦跡を残すサウスポー。デビューから丸9…

第7試合・ライト級10回戦/○高山剛志[ハラダ](判定3−0)鈴木哲哉[Gツダ]●

セミファイナルは、地力・試合内容共に近況良化著しい高山剛志が10回戦で腕試し。 高山は10勝(3KO)5敗の戦績。03年度新人王戦では、Sフェザー級で西日本準優勝。その後はB級〜A級で勝ったり負けたりを繰り返していたが、昨年には04年度Sライト級新人王…

第6試合・Sフライ級6回戦/○久田哲也[ハラダ](4R2分08秒TKO)早野吉男[尼崎亀谷]●

久田は4勝(2KO)2敗の戦績。前年度新人王戦では、フライ級西日本ベスト4で、後の全日本新人王・奈須勇樹[Gツダ]との激闘は、西日本のマニアの間で今なお度々話題に昇る名勝負であった。しかし昨年12月の復帰戦では、4回戦でやや格下の相手に大苦戦。何と…

第5試合・バンタム級6回戦/○村田匡教[塚原京都](5R2分47秒KO)中村公彦[大星モリガキ]●

ここから2試合は、前年度の西日本新人王戦を大いに盛り上げた2人が出場する6回戦。 村田は5勝(4KO)7敗の戦績。負け越しの戦績で6回戦のまま随分と足踏みしており、最近は年に1試合というペースで、練習も休んだり再開したりという活動のようだ。しか…

第4試合・バンタム級4回戦/○馬野晃[ハラダ](1R0分57秒TKO)名越光紀[新日本大阪]●

バンタム級の1回戦。この試合の勝者と、3/21で勝利した小笠原和寿[明石]が対戦する。 両者戦績は馬野2勝(1KO)無敗、名越1勝(1KO)1敗2分。詳細はトーナメント展望(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p4)参照の事。 1R。試合開始早々、名越から…

第3試合・ライト級4回戦/○竹中聡[大鵬](2R1分29秒TKO)寺田允[アポロ]●

8人参加のライト級1回戦(=準々決勝)。両者戦績は竹中3勝(0KO)1敗、寺田2勝(0KO)2敗1分。詳細はトーナメント展望(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p8)を参照の事。 1R。頭を低くし、大股で踏み込んでオーバーハンドフックを振るう強引な…

第2試合・Sバンタム級4回戦/●森田将史[京都拳闘会](判定0−3)菊地永太○

Sバンタム級の1回戦。両者戦績は森田1勝(0KO)2敗、菊池2勝(1KO)無敗。詳細はトーナメント展望(http://d.hatena.ne.jp/komagi/20060317#p5)を参照の事。 1R。中間距離で両者、やや雑ではあるが見栄えもする打撃戦。左フック、右ストレートなどが互い…

第1試合・フェザー級4回戦/●吉田文郎[ハラダ](判定0−3)新岡崇宏[ヨシヤマ]○

第1試合は未勝利選手同士のオープン戦。吉田は04年、05年に各1試合ずつのキャリアで2敗、新岡は04年12月のデビュー戦に敗れて以来のリングで、戦績は1戦1敗。 1R。吉田の動きは試合勘や技術といったものが全く感じられない。雑なステップから繰り出さ…

Fighting beat Boxing(ハラダジム主催興行)

年3度、大阪府立体育会館第2競技場で行われるハラダジム主催興行の“春の陣”。ジムの現エース・上原誠が二線級の日本人選手を相手に10回戦を戦うのがメインで、セミでは日本ランク入りが目前に迫る高山剛志もA級選手を相手に実績作りに励む。新人王予選3…