駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第2試合・フェザー級4回戦/△金沢裕二[進光](判定1−1)相原圭帆[金沢]△

金沢は昨年9月のデビュー戦で敗れて未勝利1敗、相原はこれがデビュー戦。
1R。相原はロングレンジからヒット&アウェイでフェイントをかけつつの強打狙い。精度もなかなかで終始先手。金沢はジャブ起点に連打を出すが、相原のステップに捌かれる。
2R。金沢は体格利を活かしてロングレンジからワン・ツー、ストレートで有効打・ヒットを重ねる。相原の反撃はリーチ範囲外からで的に届かず。低いガードも仇になって後手に回る。
3R。中間〜ショートレンジの打撃戦。大味な攻防戦の中で、時折カウンター気味にストレートが当たる相原がイニシアティブを握っている印象もあるが、形勢互角の範囲。
4R。ショートレンジの打撃戦。一進一退の攻防でワン・ツーを荒っぽく打ち合うが、ラウンド終盤に相原が有効打を連発してリードを獲りきったか。
公式判定は松田39-37(金沢支持)、坂本39-37(相原支持)、宮崎38-38の三者三様ドロー。駒木の採点は「A」39-37「B」39-38で相原優勢。
やや大味な打撃戦の中、一進一退が繰り返されてドロー。4Rを除いてはヤマ場の少ない試合で、ジャッジが割れても仕方ないだろう。
相原は1Rに精度の高い攻撃を見せたが、段々と動きが粗くなってしまった。金沢は手数少なく、散発的なヒットだけでは勝つだけのポイントは確保し辛い。