駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

2006-12-17から1日間の記事一覧

(12/17阿倍野・追記分)第7試合・ライト級8回戦/○大沢宏晋[大星](3R1分09秒TKO)深見桂次[和光]●

※全日本新人王決勝と同日に大阪で行われた風間ジム主催興行のメインの試合です。 大沢の戦績は8勝(5KO)1敗2分。05年に西日本新人王となるも、西軍代表戦で初黒星。しかし06年に再起するや6回戦を連勝でクリアし、9月にはA級緒戦もTKOで飾っている。…

興行全体の総括

西日本代表全滅……orz ミドル級の採点結果を聞いた瞬間、3月の予選1回戦から殆ど全部の試合を追いかけて来た結果がこれなのか、と流石に愕然とした(苦笑)。 とはいえ試合内容そのものは好勝負・大逆転の連続で、ボクシングの魅力を凝縮した非常に濃密な興…

三賞表彰/東西対抗結果

MVP 黒田雅之(Lフライ級・新田/東日本) 技能賞 加治木了太(フェザー級・協栄/東日本) 敢闘賞 大庭健哉(Sフライ級・FUKUOKA/西部日本) 東西対抗結果 不戦勝を含めて東軍が8勝3敗で優勝。ちなみに西軍3勝の内訳は中日本2、西部日本1、西日…

第10試合・ミドル級6回戦/○淵上誠[八王子中屋](判定3−0)福森智史[正拳]●

東軍代表・淵上は6勝(1KO)3敗。この階級の新人選手には珍しいガードの低いボクサー型で、大差判定勝ちを収めた東日本決勝を見る限りではジャブ・アッパーが主武器の選手か。 西軍代表・福森は5勝(3KO)無敗1分。こちらもミドル級の新人には珍しいジャブ中…

第9試合・ウェルター級6回戦/○出田裕一[ヨネクラ](判定3−0)若林豪[Gツダ]●

東軍代表・出田は6勝(4KO)無敗の戦績。東日本決勝では終始ショートレンジで手数、有効打を浴びせ続け、主導権を握り続けたまま最終ラウンドでKO勝ちの圧勝。精度の高いパンチが長所。 西軍代表・若林は6勝(2KO)無敗。デビュー僅か1年でこの晴れ舞台まで上…

Sライト級6回戦/○吉田真[宮田](千葉棄権のため不戦勝)千葉龍史[塚原京都]●

千葉は生業に従事中、高所から転落して右腕と顔面を骨折する大怪我を負って棄権。ここに来て業界内外の評価も高まり、西日本地区からの“生き残り”の中では全日本新人王候補最右翼との下馬評も高かっただけに、千葉本人ならずとも無念の一言だ。また、その下…

第8試合・ライト級6回戦/●佐々木悟[ヨネクラ](2R0分40秒KO)川端康博[カシミ]○

東軍代表・佐々木は4勝(3KO)1敗1分の戦績で、この全日本決勝が初の6回戦となる。東日本決勝は、パンチの精度の低さが目立ち、やや低調な内容となったが3−0の判定勝ち。 西軍代表・川端は6勝(5KO)無敗の戦績。中日本地区では下馬評段階から有力候補に…

第7試合・Sフェザー級6回戦/△清水秀人[木更津Gベイ](判定1-1清水勝者扱い)金丸清隆▲

東軍代表・清水は7勝(2KO)2敗。先手、先手で回転力のあるコンビネーションを放ってゆく攻撃的なアウトボクシングが持ち味。ややスタミナに難があるものの、東日本決勝では6ラウンドを戦い抜き、明確な判定勝ちを収めている。 西軍代表・金丸は9勝(3KO)1…

第6試合・フェザー級6回戦/○加治木了太[協栄](判定3−0)山本敏充[江坂]●

東軍代表・加治木は5勝(5KO)2敗の戦績。東日本決勝では苦しい試合展開の中で2度のノックダウンを果たして逆転勝ち。東のMVPに輝いた。確かな技術のバックボーンの上に強烈な左フックというキラーショットを備えている。 西軍代表・山本は7勝(6KO)無敗…

第5試合・Sバンタム級6回戦/○上野康太[三谷大和S](判定3−0)木村友紀[明石]●

東軍代表・上野は7勝(4KO)無敗1分の戦績。東日本決勝では1-0ドロー勝者扱いの“辛勝”で、デビュー以来続けていた連勝をストップされてしまった。 西軍代表・木村は6勝(2KO)2敗1分の戦績。こちらも西軍代表戦では際どい判定に迫られている。 1R。上野…

第4試合・バンタム級6回戦/●大北正人[角海老宝石](5R2分25秒TKO)林孝亮[緑]○

東軍代表・大北は7勝(3KO)1敗の戦績。東日本決勝は非常に際どい内容&採点の小差判定辛勝。素軽いステップワークに手堅い攻守の技巧が光るが、ややパンチ力不足の傾向が窺えたのが気になった。 西軍代表・林は9勝(5KO)無敗。西軍代表決定戦では、西日本地…

第3試合・Sフライ級6回戦/●立山信生[船橋ドラゴン](6R3分06秒KO)大庭健哉[FUKUOKA]○

東軍代表・立山は7勝(2KO)無敗1分。東日本決勝では、優勝候補筆頭の注目株・月下正幸[八王子中屋]を1Rで2ノックダウンの自動的KO勝ちに仕留める大殊勲。高い総合力に一撃必殺のカウンターを備えた、確かな実力の持ち主。 西軍代表・大庭は7勝(4KO)無…

第2試合・フライ級6回戦/○金城智也[ワタナベ](判定3−0)廣瀬健太[フジタ]●

東軍代表・金城は9勝(2KO)1敗1分。東日本決勝では、テクニシャン相手にやや苦戦するも、パワーで技巧を凌駕して2-0の判定勝ち。 西軍代表・廣瀬は6勝(3KO)無敗2分。西軍代表決定戦では、やや拙い守備を突かれて苦戦するも、2Rに一気逆転のKO勝ちを…

第1試合・Lフライ級6回戦/○黒田雅之[新田](1R2分12秒KO)山本剛嗣[守口東郷]●

東軍代表・黒田は6勝(5KO)1敗の戦績。東日本決勝では、この階級と思えぬパンチ力で3RTKO勝利。ハンドスピードとカウンターのセンスも超新人級のパフォーマンスであった。 西軍代表・山本は10勝(4KO)1敗と、既に勝ち星は2桁を数える。手数豊富ながら…

06年度全日本新人王戦決勝&阿倍野メイン

※阿倍野のメインは、この日付の最後尾に掲載しています。“聖地”後楽園ホールが立錐の余地も無い超満員となり、館内がリングサイドから南側最後列、果てはバルコニー席までが興奮の坩堝と化す全日本新人王戦決勝・「ボクシング界で一番熱い日」がとうとう今年…