駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第6試合・フェザー級6回戦/○川村貢治[横浜光](3R1分36秒TKO)伊藤康隆[東海]●

1R、互いの強打をスウェー、ステップバックで避けあう意外なディフェンス戦からスタート。中盤から伊藤が左ボディを起点にロープ際で連打を放って、まずはやや優勢。しかし2R、川村の右ストレートがクリーンヒットして伊藤はダウンを喫する。これで勢いづいた川村、このラウンドは仕留め切れなかったが、3Rは序盤に伊藤の猛攻を凌ぐと、打撃戦で優位に立つと強打で追い討ちしてコーナーに詰め、最後はワン・ツーをモロに浴びせてダウン。レフェリーが即ストップしてTKO決着となった。
川村の強打が伊藤のディフェンス能力を凌駕し、豪快なKO勝利。伊藤は攻めに決め手が無いまま勝負を急ぎすぎて墓穴を掘った。理想の展開と真逆の現実を見せられてはこの敗北も納得か。