2005-12-18から1日間の記事一覧
下馬評では大差圧勝まで考えられた西軍、しかし結果は2勝9敗となって観戦しているこちらも愕然。この9ヶ月間、時間と労力とカネをかけて見出して来た逸材が、最後の最後で1人また1人と消えていく絶望感は、一体どう表現すればいいのだろうか(苦笑)。 …
MVP 渡部信宣(ウェルター級・協栄) 文字通りの不完全燃焼(不戦勝)となった東日本決勝の鬱憤を、一気に豪快なKO決着で一気に晴らした渡部がMVPの栄冠。ウェルター級は昨年度の荒井に続いて連続のMVP。 技能賞 杉田純一郎(Sフライ級・ヨネク…
東9勝・西2勝で東軍の圧勝。対抗戦としての成績は、これで東の42勝5敗5分。
1R、田島はガードを固めて古川の豪腕を封じると、終盤には逆襲に転じ、猛烈なラッシュで古川を半失神状態に追い込む。レフェリーが割って入りTKO決着と思われたが、裁定はなんとスタンディングダウン。東日本では最近復活したらしい“過去の遺物”だが、…
1R。渡部はパワフルな強打で攻勢。ディフェンスに長けた細川はこれを際どくガード、ダッキングで避けて、逆に右ストレート、アッパーで有効打を奪う。それでも渡部のパワーは強烈で、細川をガードの上からの打撃で素っ飛ばす場面も。 2R。序盤から攻撃的…
1Rから池田は決め手のフックを連発するが、いかんせん精度が悪い。大崎はその攻めを冷静に捌きつつアウトボックス。明確な有効打は無いもののジャブで細かくポイントを稼いで失点を許さない。そして2R早々、大崎の右フックが完璧なクリーンヒット! 脳を…
1Rから荒川のテクニシャンぶりが光る。小出の手数をパーリで捌き、右のジャブ、フックでリズムを掴むと、左から右のフックをクリーンヒットさせてノックダウン。2R以降も、荒川は小出の猛烈な手数攻めを巧みに凌いでおいて、精度の高いフック、アッパー…
1R、2Rと、真栄城の強引かつトリッキーな攻撃が精密機械・武本を翻弄。2Rには右フックでダウンまで奪う。武本の反撃も固いガードで防いで予想外の大差リードを奪う。しかし3Rからは武本が真栄城の動きを見切って華麗に逆襲。巧みなヒット&アウェイ…
1R、互いの強打をスウェー、ステップバックで避けあう意外なディフェンス戦からスタート。中盤から伊藤が左ボディを起点にロープ際で連打を放って、まずはやや優勢。しかし2R、川村の右ストレートがクリーンヒットして伊藤はダウンを喫する。これで勢い…
中岸はアグレッシブにフックなど鋭く強打で攻め立てるが、気負いか大振りが目立つ。杉田はダッキングやウィービングなど鮮やかなボディワークで被弾数を最小限に食い止め、その上で中岸の隙を突いて的確な逆襲を見せる。1Rには右フックで有効打、2Rには1…
両者、中間距離で精度の高いとはいえないワン・ツー、強打合戦。1R終盤、中村が左ストレートのクリーンヒットから詰め寄るも、逆にカウンターを決められてダウン。2R、3Rも冨山が手数、ヒット数で上回ってポイント上の優勢を明らかにする。それでも4…
テクニシャン・井階をどう崩すかが注目された杉田、選択した手段は正攻法。序盤から積極的にガンガン攻めていって、距離とジェネラルシップを掌握。井階に全くペースを掴む余地を与えない。3Rの激しい打ち合いでもハンドスピードの差で打ち勝ち優勢を確固…
奈須は序盤から得意の左フック、右ストレートを打ち込んで好調振りをアピール。予選の激闘の中で培ったガードも機能し、斎藤の手数攻めをダメージに繋げさせない。しかしその斎藤も東日本新人王に相応しい攻守の冴えで互角以上の試合運びを見せた。 試合が動…
MVP候補筆頭と目された宮下だが、ガトリングガンの如く手数が飛び交う西軍予選の修羅場を潜り抜けてきた大橋の奮戦に大苦戦。1〜2R前半こそ、宮下はステップ・クリンチワークを使ってジャブ、フックで手数を稼ぎ下馬評通りの優勢を築くも、2R後半から大…
※展望記事は12/16の各項を参照の事(→http://d.hatena.ne.jp/komagi/20051216) 春の地方予選開幕から9ヶ月、遂に新人王戦も総決算の全日本決勝を迎えた。 会場の“聖地”後楽園ホールは第1試合前から立錐の余地の無い状況で、座席はおろかバルコニーにも幾…