駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第2部第12試合・ライト級4回戦/○渡場大輔[大阪帝拳](1R2分56秒KO)西尚樹[Gツダ]●

両者戦績は渡場3勝(1KO)無敗、西1勝(1KO)2敗。
1R。西は渡場のファイトスタイルを研究したのか、距離を確保してアウトボックス気味にロングレンジから手数を出して、まずは小差リード。渡場は得意のショートフックも少なく、明らかに攻めあぐんでいたが、ラウンド終了直前に突如左フックがドンピシャのクリーンヒット。西は糸の切れたマリオネットのようにグニャリと崩れ落ち、見事なワンパンチ・ノックアウトとなった。
渡場がやや攻めあぐみつつも地力の差を象徴するような左1発でKO勝利。但し、今日はロングレンジでの戦い方に課題を残した。
西は1Rの殆どの時間を上手く渡り合って主導権も確保していたが、最後は以前からのガードの甘さが命取りになった形。惜しい敗戦ではあったが、果たしてフルラウンド戦って判定勝ち出来るだけの力があったかどうかは……?