駒木ハヤトの西日本ボクシングレポートアーカイブ

かつて京阪神地区のボクシング会場に通い詰め、レポートを記した男ありけり。はてなダイアリーから記事をインポートしたものの、ブログ化して格段に読み難くなってしまいました。

第3試合・Lフライ級4回戦/●山崎義人[アポロ](2R2分42秒TKO)小金丸憲友[進光]○

両者戦績は山崎が未勝利1敗、小金丸が未勝利2敗。山崎は昨年7月以来のリングで、小金丸は今年2月以来の早い復帰。
1R。両者力任せのワン・ツー、フック連打の応酬。メリハリと精度に欠ける攻防戦の中、山崎がボディブローを先制するが、小金丸が左をカウンター気味に決めて有効打。その後も山崎の低いガードを突いて左フックを度々有効打して優勢確保。
2R。ワン・ツー、フック強振の打ち合いが続く。小金丸が左フック、山崎が右フック、ストレートを当てあう展開。互角の形勢が続いたが、小金丸が右ストレートをクリーンヒットし、山崎が思わず退がる所を追撃してTKOをもぎ取った。
両者隙だらけの強振合戦。ボクシングというより拳闘という言葉の方が似合う乱暴かつ低調な内容に終始したが、僅かに当て勘で上回る小金丸が山崎の拙守を咎めてクリーンヒットを集めた。
山崎は固めたはずのガードがあっという間に緩くなる体たらく。共に4回戦でも下位クラスの技術水準で、今後に関しても厳しい。