2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昼の部は、日本王者を輩出して意気揚がる高砂ジムの主催興行。戴冠間もない三谷将之は挨拶のみの登場となって、全10試合のメインは千里馬神戸ジムの日本ランカー・玉越強平の8回戦。03年度西日本新人王・竹下寛刀を筆頭とする高砂勢は、第7〜9試合の6回…
こちらが把握している限りでは8年ぶりとなる神戸サンボーホールでの昼夜興行。神戸以西で自主興行を積極的に行っている千里馬神戸、高砂、明石の3ジムが中心となって、2興行で全17試合が行われた。世界・日本ランカーも多数出場し、この規模の会場にして…
全8試合でダウンが僅かに1回、8回戦3試合も爽快感に欠ける試合や勝負として成立しないほどの一方的な試合で、少々消化不良気味の内容となってしまったのは残念。特に大沢には今後、メインイベンターの役割を強く意識した試合をして欲しい。 4回戦では今…
メインイベントは前回の阿倍野興行でA級昇格を果たした05年度西日本新人王の大沢宏晋が初のメインイベント・8回戦に挑む。ただし、ずっとA級選手との試合は前回に1度経験しており、今回は初めてづくしとはいえ、結果以上に内容が求められるマッチメイク…
両者戦績は向井7勝(4KO)11敗、近藤7勝(4KO)6敗。36歳の向井は03年12月以来、2年9ヶ月ぶりのリング。近藤はエディジムからの移籍組で、試合は2/5に如月紗那[六島]に惜敗して以来となる。 1R。向井はブランクの影響が明白。攻守共に中途半端な動きで、…
両者戦績は松本2勝(1KO)無敗、林は未勝利1敗。松本は5月のデビュー以来、連勝してこれが早くも3戦目。林は3月のグリーンツダ興行の前座でデビューするもTKO負けを喫している。 1R。松本はガードの巧さこそ相変わらずだが、単発の強打を狙い過ぎて手数…
両者戦績は庄司1勝(0KO)2敗、鳥居1勝(0KO)1敗。2人とも、今年度新人王戦でミドル級の準決勝進出者。 1R。庄司は恵まれた体格を活かしてアグレッシブに圧力をかけてゆく。手数、手数で押しまくり、左ジャブを起点に有効打重ねて優勢。鳥居もラウンド序…
前半戦の最後は8回戦。本来ならこの試合の後に“中入り休憩”を挟む予定だったそうだが、時間が押してしまって無くなったとの事。落語で言う“中トリ”のように、事実上のセミやセミ前を前半に挿入する事自体は悪い話ではないと思う(但し、試合内容の期待値が…
両者戦績は山本が3敗2分、田口が3敗1分といずれも未勝利で負けが込んでいる現状。未勝利で負け数が重なると判定面で不利になる傾向があるので、両者ともこの試合には是非とも勝っておきたいところ。 1R。田口はショートアッパー連打、ジャブで手数を重…
この試合は両者デビュー戦。 1R。江藤は手足のスピードに高いセンスを感じさせるが、酷いオープンブローで宝の持ち腐れ。しかし嫌でもナックルが当たるパンチは鋭く、特に左アッパーのヒットが鋭い。一方の北岡は体を浴びせつつボディ中心に手数攻め。ヒッ…
両者戦績は矢野2勝(0KO)5敗2分、名越1勝(1KO)2敗2分。両者今年の新人王予選の緒戦で敗退して以来の再起戦。 1R。名越が強引に先制打を奪い、更にヒットを重ねて機先を制するが、矢野もラウンド中盤以降はジャブ中心に手数攻めして互角まで挽回。終盤…
7月に続いての地元老舗ジムによる阿倍野区民ホール興行。前年度の西日本新人王・大沢宏晋のA級昇格緒戦をメインに、8回戦3試合&4回戦5試合の計8試合がラインナップされた。出場選手は京阪神地区の老舗ジム所属選手が中心で顔触れはやや地味だったが…
全然「徹底」も「検証」もしてないじゃないですか、という印象。専門誌が1ヶ月待たせてテレビのワイドショーやスポーツ新聞の先発記事をなぞったような内容というのは如何なものでしょうか。しかも、いつの間にか全体的に亀田擁護の論調になってて「一般の…
とりあえず8/27昼夜興行分を更新終了、現在は8/31分にとりかかってます。生業多忙の上にわんこ蕎麦のように興行が連発する時期ですが、コツコツと…… この後は9/16、18の昼夜、24、10/1……と毎週末にボクシング興行があります。この上、10/8、9が共に昼夜興行…
カタカナだらけの対戦相手を見た時にはどうなる事かと思ったが、大番狂わせも含む奮戦もあって、前座から内容の締まった興行になった。第1部と同様、ホーム側の選手が苦戦・敗北したが故の盛り上がりと言うのは、大阪帝拳側にとっては痛し痒しだろうが。 た…
メインは大阪帝拳アマ・エリート組の有力ホープ・坪内達哉が登場。個人的にも「あしたのボクシング2」に推薦記事を書かせてもらったので頑張って欲しいところ(笑)。今宵の相手は、元バンタム級ランカーの宇野寿修(スナオ)。 坪内はプロ戦績6勝(2KO)1…
セミファイナルは山口賢一の日本ランカーとして初の試合。この日が初の8回戦となる小島宏樹を迎え、いきなりのランキング争奪戦を受けて立つハイリスクな試合となった。 その山口は8勝(1KO)1敗2分の戦績。今年6/11の熟山竜一[JM加古川]戦で勝利し、現在…
疾風明浩(はやて・あきひろ)は、李明浩がこの日から改名したリングネーム。B級デビューから2勝(1KO)無敗の戦績でこの日が早くもA級緒戦となる。今回は対戦相手の意向でフライ級契約だが、計量ウェイトは49.0kgで、本来はミニマム〜Lフライ級の選手。 …
こちらも本日B級デビューを迎える高瀬は沖縄尚学高校出身。アマ戦績51勝12敗、2年前のインターハイで8強進出の実績がある。そんな彼のお相手を務めるピチットチャイは来日2戦、いずれも2RKO負けというムエタイ兼業の選手。“噛ませ”という言葉を使う…
龍谷大ボクシング部出身・宮崎勇太のB級デビュー戦。プロキャリアのいきなりから無名のタイ人、しかも明らかに階級が下(当日リミットより900gアンダー)の選手が相手というのは如何なものかとも思うが、まずはプロのリングに馴染む事を先決としたか。ちな…
両者戦績は株丹2勝(1KO)1敗1分、平野2勝(2KO)5敗。共に新人王予選を緒戦で敗退しての再起戦で、特に平野は後に西日本制覇を果たした山本敏充[江坂]と当てられる不運を被っていた。 1R。平野は3分間ノンストップで強振、強振。パンチは左→右→左→右の…
第2部は大阪帝拳ジム期待の新鋭と本日B級デビューを迎えるアマ・エリートが揃い踏みしたフレッシュな顔触れ。ジム頭の池原は世界挑戦準備のために別路線、副将格の中村はタイトル挑戦失敗、国重はタイトル挑戦者決定戦へ向けて調整中……というタイミングと…
露骨なダルファイトも無く、ダブルメインの2試合は対戦相手の奮闘でなかなかの内容に。全体的なクオリティも合格点で、これなら3000円分の値打ちは十分にある。 しかし、ヨシヤマジムの興行で内容が良い時は、決まって吉山と松本が負けるか苦戦してるかとい…
ダブルメイン2試合目は、ヨシヤマジムの中量級部門のエース・松本憲亮が登場。16勝(13KO)3敗2分と数字上の戦績は勇ましいが、噛ませタイ人に不覚のKO負けを喫したり、日本下位ランカークラスには地元判定に救われての辛勝を繰り返したりと、いつまで経っ…
ダブルメイン1試合目はヨシヤマジム軽量級エースの吉山博司が登場。戦績は15勝(7KO)3敗、現在OPBF東洋太平洋Sフライ級10位、日本同級7位のランキング保持者である。今年に入ってからはタイ人相手の調整戦が続いているが、日本下位ランカー級の相手とは互…
松下は8勝(2KO)1敗1分の戦績。05年の新人王戦では優勝候補に推されるも敗退、しかしその後に技術を高度に洗練させて今や立派な8回戦選手に成長を遂げている。今日は初のタイ人相手に軽く腕試し、といったところか。 一方のマナチャイは今年6/11(1RKO…
両者戦績は竹ヶ鼻4勝(1KO)7敗2分、高橋5勝(3KO)1敗1分。この試合は6/10の再戦で、前回の試合は序盤劣勢だった竹ヶ鼻が逆襲に転じた矢先、パンチによる出血のためTKO負け……という消化不良の内容だった。今回は内容・結果共にハッキリ白黒つけたいところ…
両者戦績は佐々木3勝(1KO)2敗、真木1勝(1KO)無敗。両者今年の7月に試合をこなしており、短いインターバルでの試合となる。 1R。いつも通りガードを下げた佐々木に、ロングレンジから真木が基本に忠実なジャブをビシビシ決め、ロープに詰めての右ストレ…
両者戦績は加藤2勝(1KO)1敗、福留1勝(0KO)1敗。加藤は実績不足で新人王戦にエントリー出来なかったが、1月、5月と連勝中。福留は6/4に新人王予選で敗退して以来の試合。 1R。強めのジャブ差し合いで幕開け。この攻防は福留がややリードするが、加藤…
第1部はヨシヤマジムの定期興行。今回もジム頭の吉山博司と松本憲亮がダブルメインに出場し、もう何度目か分からない“東洋&日本タイトル前哨戦”に臨む。噛ませタイ人との対戦ばかりが目立つこの2人だが、年に1〜2回は日本下位ランク相当の選手ともリス…